![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sab58662d5d5002ee/image/ifa8b3566b5746a6c/version/1678974099/image.png)
repeat / 繰り返す
人間が繰り返すことに、同じものはない。
昨日できたことができない
みんなと同じものができない
無限の可能性に心が折れそうになる。
同じ物を作りたくて、人間は機械を作った。
人間の作り出した機械は、同じ物をたくさん作る。
繰り返し、繰り返し・・・
人間は一息一息で変化を続けている。
さっきより速く走れた
みんなと違うものができた
世界にひとつだけの生命が生み出した
可能性という希望は無限の宇宙
たった一つの人生なのに日常を繰り返していると
うっかり見失う時がある
「自分はこのままでいいのか?・・でもどうせ何も変えられない」
大丈夫、それでも変わっていく。
一瞬一瞬、進んでいる。
今ここにいる自分は、もうさっきの自分ではない。
心配しなくていい、自分はいつも自分と居る。
繰り返す数だけの可能性と一緒に。
繰り返す
明日の自分は
同じじゃない。
僕らは、明日、どんな世界を作るのだろうか?
まはる
木板
約470×700×50(mm)
©️2023まはる
販売価格(税込) 88,000 ≦ 165,000 yen
~ story ~
この木板には、当初2005年〜2006年に書いた詩「No boder ~線を越えて~」が描かれていた。誤字をしたわけでもなかったが、どこかしっくりいかず放置に近い保管状態に入る。
この木板に描く予定だった詩「No boder ~線を越えて~」は別の木板に描いて2006年〜の個展で発表(ページ下部に掲載)
約17年の時を経て、この度の K II-HINTSの三人展 !!!espressivo!!! で、生まれ変わった木板の生命を発表できることになった。
新しい作品が生まれる可能性を信じて、何度も土台(下地)を創る(塗る)を繰り返した。
土台となっていた作品と共に生きるように、塗り潰してしまわない精神で下地を塗った。
音楽用語をテーマにしている三人展の最初に創った作品、繰り返す「repeat」。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=png/path/sab58662d5d5002ee/image/i4d1c0769966d70c0/version/1678974536/image.png)
最後の最後に塗った下地の黒
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=png/path/sab58662d5d5002ee/image/i3a2826e4fada39a6/version/1678973940/image.png)
もう一回塗ることにした黒
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=png/path/sab58662d5d5002ee/image/i5e79dd4ad8e0f4b2/version/1678976207/image.png)
胡粉の上に黒を塗ったけど…
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=png/path/sab58662d5d5002ee/image/ibef580c19a878ca8/version/1678973949/image.png)
胡粉のジェッソ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=png/path/sab58662d5d5002ee/image/i21363cc9c18c90ba/version/1678973961/image.png)
次に、黒のジェッソ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=png/path/sab58662d5d5002ee/image/i5e0023cc74b47a57/version/1678976124/image.png)
まず最初に墨を二度塗り
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=png/path/sab58662d5d5002ee/image/i6fecc3dcf10f199d/version/1678975830/image.png)
ずっとこのままだったから、生まれ変わらせたくて。
預かった生命だから。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=210x1024:format=png/path/sab58662d5d5002ee/image/ied00ccb6e8784e22/version/1678976254/image.png)
No boder~線を越えて~ の完成作品
ヒノキ板
約 × × (mm)
©️2006まはる